部屋のスペースを空ける・綺麗にするという目的で片付けをする時、殆どの人は「何か処分しよう、捨てよう」と考えるのが自然な流れですが、物が多すぎたりなかなか捨てられなかったりする人の場合、”捨てる”という行為のハードルが高くて部屋が片付かないことが多いです。
特に、捨てるのが苦手な人が「何か捨てよう」という考えで片付けしようとすると片付けが一向に進まなくなることもあり得るので、別のやり方をする必要があります。
そこでオススメなのが、”捨てずに片付ける”方法です。
ということで今回は、ものを処分せずに片付ける方法をお伝えしていきたいと思います。
「ものを捨てる」という考えは一旦忘れる
まず大前提として、捨てるのが苦手な人は「ものを捨てる」「量を減らす」といったことは一旦忘れましょう。
もちろん、ものはどう頑張っても減らさなければ部屋のスペースは空かないので、この後減らすことはします。
ですが、なかなかものが捨てられない人が物を減らすことを先に考えると、片付けするやる気が削がれて取り組めなくなってしまうので、”片付け＝捨てる”という式は取り払ってから始めることが大切です。
局所的に整理する
片付けは家中のものや部屋全てを一気に整理するような大掃除のイメージがあると思いますが、なるべく負担を軽減するために片付けたい場所を一箇所決めて、そこにあるものだけ整理するようにしましょう。
例えば、
・クローゼットの右半分だけ整理する
・自分の部屋にある収納ケースを１つだけ整理する
など
こうすることで、片付けに取り組むハードルが下がり、時間が長引くことも大幅に減ります。
次に整理の方法ですが、一回全部取り出した後に「これは絶対に自分にとって必要」「お気に入りのもの」と即決できるものから収納ケースに戻しましょう。
ひと通り必要なものが選べたら、その収納ケースは自分に必要なものやお気に入りのものだけが入ったことになるので、そこにお気に入りと判断しなかったものを一つずつ入れてみて「戻さなくてもいいな」と感じたら、それは少なくとも”無くても問題ないもの”という判断ができます。
これを繰り返し行うと、時間はかかりますが自分が特に必要としているものとそうでないものがはっきりと分かれます。
戻さなかったものは、絶対に忘れない場所に一箇所にまとめておいてください。（この後説明します）
売る・リサイクルに出す
先程の作業で戻さなかったものは、全て必要ないものに分類されていると思います。
ここで、処分できる人は処分で問題ありませんが、それが難しい場合は売る・リサイクルに出すのがオススメです。
ものを捨てるのが苦手な人は個人差はあれど根底に「勿体ない」と思っていることが多いです。
だからこそ、ものを捨てるのが億劫になるわけですが、売る・リサイクルに出すというのは捨てるわけではなく、むしろ他の誰かのためになる手段なので行動に移しやすいです。
ものを捨てず、誰かが使ってくれる可能性があり、自分の部屋も片付くという大きなメリットがあるので、どうしてもものが捨てられない人はまず売るなどの手段をしてみましょう。
片付けは２〜３時間で止める
片付けは一気にやろうとすると、一人暮らしの人でも何十時間かかると言われています。
なので、負担を分散するために一回の片付けは２時間程度、どんなに長くても３時間で止めるようにしましょう。
片付けのゴールは今回で言うと必要なもの・自分の好きなものだけが残った状態になるわけですが、達成するには長い時間がかかるので少しずつ作業して停滞しないことが一番大事です。
そうして継続すれば片付けを始めるまでの動作が軽快になり、徐々に部屋が綺麗になっていきます。
今回の片付けの流れは捨てるのが億劫な人には幾分やり易い方法になっていると思いますので、是非試してみてください。
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