食品トレーと箱、梱包用の発砲スチロールは何が違うのでしょうか。
共にポリスチレン樹脂となっておりますが、スーパーでお肉、魚などの食品トレーとして薄く作られているのは、発泡ポリスチレンシート、蓋がついて厚みのある冷蔵用の箱、家電を梱包する際の緩衝材として使われているのは、ビーズ法発泡スチロールとなり、製造方法、処分方法が異なります。
それぞれの違いを見ていきましょう。
1.発砲トレー
95%が空気、5%が原料で出来ており、クッション性、鮮度保持、軽さ、強さ、衛生面に優れておりますので、主に食品用として使われます。
多くのスーパーに発砲トレーのリサイクルボックスがあり、再資源化されます。
再資源化の過程は、回収、工場で白色、柄物に選別した後、洗浄、粉砕、ペレット化、シート状に引き伸ばされ、巻き取ってロール化、プレスにかけて成型、カットすると再び食品を入れる発砲トレーとなります。
※写真はイメージです。
2.発砲スチロール
98%が空気、2%が原料で出来ており、8割程度、プラスチックの原料、熱エネルギーとしてリサイクルされます。
製造方法は、原料の1mm程度のビーズを蒸気で加熱、膨らまして作られており、保温性、保冷性、軽量性に優れております。
ほぼ空気なので資源の節約にもつながっており、衝撃に強く、リサイクルが容易という特性がありますので、梱包用として広く使われるのも納得出来ますね。
発砲スチロールはスーパーで回収しておりませんが、家電を購入した時は、量販店で回収してくれる場合がありますので、確認する事をおすすめします。
発砲スチロールの回収方法は、容器包装プラスチックまたは、可燃物、不燃物、大きさによっては粗大ごみとなり、自治体により回収方法が異なりますので、居住地域のルールに従い、
3.日常生活で気をつけること
使用後、洗って綺麗になる発砲トレーは、スーパーのリサイクルボックスへ入れましょう。
尚、納豆、カップ麺の容器や、汚れ、油、においが付いている発砲トレーはリサイクルが出来ませんので注意して下さい。
また、ごみを減らす為にスーパーで発砲トレーから中身を取り出して、設置してあるゴミ箱に捨てるのは、におい、衛生面の問題もありますので止めましょう。
適切な利用、処分に心がけ、地球環境の保護に努めましょう。
※写真はイメージです。
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