孤独死の特殊清掃を行いましたので、その状況についてお伝えします。
1 孤独死の現状、問題点
ひとり暮らしの増加、親族、近所の人とのコミュニケーション不足により、孤独死が年々増加しております。
孤独をする方のほとんどが男性で、発見されるまでの期間が長くなるほど、ご遺体の腐食が進み、状況がますます悪くなっていきます。
この現状を見て、やりきれない気持ちになってしまいますね。
ひとり暮らしをしていても、すぐに発見することが出来れば、自然死の扱いになり、問題になることはありませんが、男性は近所、親族との連絡が不足しているため、発見が遅れてしまうことが多いのです。
そして、発見が遅れると事故物件になってしまい、状況に応じた特殊清掃が必要になり、物件価値の低下につながってしまいます。
2 片付け、清掃作業
今回の事例は、管理会社の方が発見し、特殊清掃の依頼を受けました。
現地の状況を確認すると、物が散乱、アルコール臭、布団に体液や血液の染み込み、床にはっきりとしたシミ、害虫の大量発生という状況になっておりました。
お客様に掃除手順、期間を説明後、ご納得頂いたので、清掃開始となります。
作業は大型の電化製品、家具の搬出から始めていきます。
においがついた、布団、衣類は密閉袋、またはラップに包んで搬出していきます。
かなりの物が散乱しており、大変な作業となりましたが、貴重品、可燃物、不燃物の仕分けを行いながら、作業を進めていきます。
物が片付いたところで、すべてのクロス、床を剥がし、噴霧器で脱臭・消毒していきます。
今回のように、におい、雑菌が残らないように作業を行いますので、数週間の作業期間が必要になってしまいます。
3 問題を軽減させるためには
孤独死をする男性の年齢は60代が最も多く、医療が発達した現在において、信じられない年齢になっていますね。
亡くなられた方は相談する手段、医療にかかる金銭・意欲も無く、多くの悩みを抱えていたのかもしれません。
発見までの日数が長期化するほど、条件が悪化しますので、日頃からのコミュニケーションを大切にして、孤独死となってしまった場合でも、早期発見して、深刻にならないうちに対処出来るといいですね。
それにより、遺族の方は、精神的不安、悩みが抑えられ、特殊清掃や物件価値の低下による、費用負担が抑えられることにもなります。
家族の方が、一週間のうち連絡をとる曜日を決めておく、定期的に連絡が取れるスマホのアプリを使って毎日状況を確認するなど、様々な方法があるはずです。
ひとり暮らしをしていても、すぐに発見されれば、自然死となり、問題になる事はありませんので、家族、近所の人とのコミュニケーションが大切です。
日頃から、親族をいたわる気持ちで、話し合いながら事前に対策を立てられるといいですね。
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