一般的なクリーニングと特殊清掃は何が違うのでしょうか。
※写真はイメージです。
1 特殊清掃の作業現場
通常のお部屋の清掃であれば、女性2名で半日~1日の作業です。
しかし、事故物件の場合、ご遺体は2日目から腐敗が進む為、その日以後、一般の清掃業者では清掃することが出来ません。
その為、事故現場特殊清掃士等、複数の資格を持った男性が4名~8名、1~3週間かけての作業が必要です。
完全な脱臭、害虫駆除の為、壁、天井のクロス、石膏ボード、ロックウールなどの断熱材、更に床板まで剥がすのですが、力仕事、危険作業、一部分の解体作業等、作業工程が著しく増えることにより、やむを得ず、労力が増え、費用が高くなってしまいます。
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更に、近隣への影響を最小限に抑える為、迅速に駆けつけ、短期間での作業が必要という点においても、通常の清掃作業とは異なります。
孤独死の発見期間が短くなるほど、費用負担が小さくなりますが、現状、悪条件での特殊清掃が必要になる場合が非常に多くなっております。
また、夏場だけではなく、冬場であっても、24時間暖房を稼働した状態ですと、灯油が無くなるまで設定温度を保った状態になりますので、一段と腐敗の速度が早くなってしまいます。
オーナー様、管理者様の意向によってはキッチン、浴槽、エアコン等の設備の取替まで必要になり、更に複数業者、長期間の工事になります。
2 スタッフの心理的負担
ハインリッヒの法則を当てはめると、それ以前に数百回の小さな異常、数十回の中程度の出来事があり、それが重大事故の前兆である事が、孤独死と一致するのですが、それを見逃した為、このような事故が起こってしまうのです。
厳しい訓練を受けた自衛隊の方でも、ニワトリ、豚の殺処分をした後、精神的苦痛を訴えることがあり、それを改善する為に、心のケアが必要になります。
孤独死現場のスタッフにかかる心理的負担も同じで、長期の作業経験があるにもかかわらず、事の深刻さにより平常心を保つ事が出来ず、数十年間、心的外傷として残ってしまいます。
スタッフは日々、このような作業が無くなる、もしくは、特殊清掃の作業が軽減される事を願ってやみません。
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