夫婦2人で生活をされているお客様から、以前にDIYで木製の物置を作ったのですが、分解するのが大変なので、このままの状態で運ぶことは出来ないのかと、ご相談がありました。
プレハブ物置であれば、ボルトを緩める事により容易に分解出来ますが、木製の場合、ほぞを作って組み立てがされている為、分解することが出来ません。
事前にお客様宅へお伺いし、トラックに積み込めるサイズ、またユニック車で吊り上げが出来る重量なのかを確認し、ご希望通り可能とお答えしました。
サイズは1.8m×2.7mと小型ですが、軒の長さを考慮すると、トラックへ積み込む際、幅の余裕がほとんどありません。
作業は収納品をすべて取りだした後、しっかりと固定されていない棚も取り外し、物がすべて無くなった所で、ユニックで吊り上げ4トントラックへ積み込みます。
物置はブロック基礎の上に設置されておりますので、アンカーボルトを取り外し、ブロックの隙間にワイヤーを通して、土台ごと吊り上げるという方法で行います。
※写真はイメージです。
次に物置に収納されていた物を荷台の空いたスペースへ積み込むと、それだけでユニック車は満載の状態になってしまいました。
住宅の荷物については、別途4トントラックへ積み込み、2台で新住居へ向います。
新住居では、お客様が既に物置のサイズに合わせて砕石を敷き、ブロックまで並べておりましたので、最優先で物置をユニックで持ち上げ、指定の位置へ下ろします。
ワイヤーで吊っているので、位置が安定せず、慎重な作業となりましたが、スタッフ4名の連携により、希望された位置へ安全に下ろす事が出来ました。
※写真はイメージです。
設置後は地震、風で倒れないようにする為、アンカーボルトで土台を締め付けます。
物置内へ収納する荷物も下ろし、整理しながら棚へ並べていきます。
次にトラックを入れ替え、住宅の荷物を下ろした所ですべての作業が完了となりました。
今回は通常のトラックに加えユニック車も必要になった為、安全に作業を行うスペースの確保、重量物の吊り上げ・吊り下げ等、大掛かりな引越しとなりましたが、予定通り行った事により、お客様にも満足して頂けたかと思います。
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