三階建ての住宅にお住まいのお客様から、ロフトを趣味の空間として有効に活用したいと、ご相談がありました。
※写真はイメージです。
・状況確認
ロフトへ上がってみると、リビングとしても使えるほど十分な広さがあり、空調設備も整い、勾配天井には明り取りが付いている等、採光も十分の状態でした。しかし、お客様は「現状は荷物の置き場となってしまい、理想とは違った使われ方をしている。」と困った様子です。
今後の使い道についてお伺いすると、「せっかく作ったのに勿体ないとは思っておりますが、いいアイデアが思いつかず、有効に活用出来ない状況です。」と、半分諦めた様子もうかがえました。
・提案
もっと発想を広げてもらう為、カタログを活用しながら、複数の活用方法をお客様に提案しました。
ロフトデザインは、様々な形やサイズのスペースを最大限に活用する方法であり、家具や収納棚を壁に沿って配置したり、階段や梁をスペースとして活用したりする事が出来ますので、狭いスペースでも快適に過ごすための優れた方法です。
1.寝室：ロフトを収納スペースと寝室の両方にする事が出来、ベッドをロフトに配置すると、2階の床にスペースが出来るので、もっと広くデスクやソファーを置く事が出来ます。
2.オフィス：ホームオフィスを作成するための優れた方法であり、デスクと椅子をロフトに配置すると、静かで集中出来るスペースを作る事が出来ます。
3.キッチン：調理台やシンクをロフトに配置すると、作業スペースを増やす事が出来て、キッチンの機能性を向上させる事が出来ます。
4.リビングルーム：遊び場やゲームルームとして使用、また本棚や楽器、音響機器を設置する等、リビングルームに遊び心を加える事が出来ます。
・作業
ロフト内に収納されている段ボール箱に入った荷物を取り出し、必要な物とそうではない物に仕分けを行っていきますが、これが中々進みません。もともと判断出来ない物をロフトに上げていたので、無理もありませんね。
「すべてを床に並べて、すぐに使う予定があるか、買い取りになるか、処分になるか」と条件を提示し、徐々に仕分けを進めると、残す荷物が思った以上にコンパクトにまとまった事で、お客様は「これなら、このスペースをもっと有効に使えそうだ。」と手応えを感じている様子でした。
今後の使い道はお客様の希望である第2のリビングルームとして、プロジェクターを使い映画鑑賞をするスペースと決まりましたので、その目的に合わせてレイアウトを考え、設置作業を進めました。
お客様が準備したプロジェクターをスタンドに設置し、投射距離、サイズ、明るさ、色合い等の映像の調整まで行いました。
※写真はイメージです。
センターテーブル、カーペット、ソファーまで設置すると、とても居心地の良い空間になり、お客様も「もっと早く気づけばよかった」と後悔している様子です。設置作業が進み、レイアウトを気に入って頂けた所で作業は完了となりました。
・まとめ
ロフトデザインは創造性を発揮するための素晴らしい方法であり、今回のアイデアに限らず、自由な発想によりスペースを最大限に活用する方法を見つけると、日常生活も更に前向きに送る事が出来るのではないでしょうか。
今回の作業により開放的な空間が生まれたことで、お客様にお喜び頂けた事が何よりです。
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