お客様から「部屋に本があふれているので、片付けて欲しい」と、依頼がありました。
◆状況確認
状況を確認するとリビング、寝室に本棚があるのですが、既にいっぱいの状態になっており、入りきらない本はブラスチックのコンテナに入れ、積み重ねられている状況です。
※写真はイメージです。
本のジャンルは文芸書、実用書等様々で、文芸書は物語を主とした小説、作者の考えや体験をまとめたエッセイなどの文学作品。実用書は、料理、DIY、旅行、経営、学術、芸術等のビジネス、趣味、専門書と多方面に渡っており、分類するのも難しい状況です。
お仕事で、出張する事が多く、様々なお客様と接する事、また全国各地で講演会を行っているので「物事を幅広く、深く知っておかなければならない。」という気持ちも良く分かります。
◆旦那様のこだわり
旦那様は趣味が多く、毎週数冊の本を買い、毎日本を読む事を楽しみにしているようで、奥様は「状態が悪いものも多く、時間を掛けてでも古くなった本は少しずつ処分して。」と言っているのですが、一向に聞いてくれないようでした。
旦那様本人でなければ分からない部分も多く、時間と手間がかかってしまうので、「手伝いたくても何もできない。」と困った様子です。
文芸書は作者の創造性や表現力が存分に発揮されているという事で、「仕事に必要な色々なアイデアの発想につながる」、小説は、人の感覚的な部分まで描かれており、「知識、感性が豊かになる。」と、とても価値がある評価をしておりました。
実際に数年前に購入した本を何度も読み返す事も頻繁に行っており、一冊ごとに強い思い入れを持っておりましたので、容易に処分出来る状況ではありません。
料理の本は休日に作って家族全員に食べてもらおうという楽しみ、旅行の本は家族がどこへ行けば楽しんでもらえるのかと想像する事に役立ち、また、仕事柄、専門書が必要で、知識を得る為には欠かせないので、「これは捨てられない」という本も沢山ありました。
◆提案
そこで、本が増え続ける事にならないよう、幾つかの提案を行いました。
・増え過ぎを防ぐ為、定期的に整理する。
・スムーズに整理が出来るようにジャンル等、分類方法を決めておく。
・読まなくなった本や不要になった本は、思い切って捨てる。
・捨てる事に抵抗がある場合は古本屋やフリーマーケットで売却、譲渡を検討。
・週刊、月刊の本は新しい順に並べなおす。
・必要なページはスキャンして、データとして保存
同じ本を何度も読み返している状況もありましたので、本を読んだ際、読む頻度、関心に合わせて、収納場所を変え、または、処分用の籠に入れる、購入するばかりではなく、住宅内が本で溢れないよう、購入と同じ頻度で処分するのも良いアイデアではないでしょうか。
◆書籍の整理
本棚、ラック、すべての本を取り出し、後々の整理がスムーズに行えるようジャンル、著書、出版年、サイズ、使用頻度に分類する事から始めますが、この作業が大変です。各部屋の床が積み重ねられた本でいっぱいの状態で、足場もないほどに。
「これを機に綺麗に整理したい。」という奥様の気持ちとは裏腹に、旦那様は何度も読み返してしまい「これは必要。捨てられない。」と、渋っている様子でしたが、思い切って手放す事を決め、処分、フリーマーケットで売却出来る本に分けながら段ボールに入れました。
※写真はイメージです。
長期間本で溢れていた本棚が空いたので、棚、扉のガラスのホコリも綺麗に拭き取り、清潔感のある状態にし、次にインデックスを活用して本を探しやすく、取り出しやすくなるよう工夫しながら入れ直すと、本棚には少しの隙間が出来た状態になり、床に本が溢れる事もありませんでした。
◆まとめ
お客様からは「今まで、すべての本が必要なので、簡単には捨てられないと思っておりましたが、再度、手に取って確認してみると、必ずしもそうではない事に気が付きました。本の量を減らした事で、探す手間が減り、より効率的に情報収集が出来る状態になりました。」とお喜び頂きました。
本の整理は、一気に行うと時間と手間が掛かってしまいます。その為、お部屋のスペースを有効活用する為にも、時間を掛け過ぎないよう家族で協力しながら少しずつ整理していく事が大切です。また、大変な作業となりますが、整理する事で本を探しやすくなり、読書の楽しみが広がりますので、自分に合った方法を見つけられると良いですね。
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