料理を趣味にしているお客様から、「カップボードの整理をしたい」と、ご相談がありました。
現在の状況
キッチンを確認すると対面式になっており、その裏側にはカップボードがあるのですが、「リビングからよく見える造りになっておりますので、もっときれいに収納を行い、飾りつけもしたい」との事です。
システムキッチンにはフライパンや鍋も入る大きな引き出しがあり、スライドレールにより、重量物を入れても軽く引き出すことが出来る設計となっておりました。
※写真はイメージです。
また、ビルトイン食洗器の使用頻度は１日に1回から2回で、大量の食器を手早く収納したいという条件がありましたので、それに沿って幾つかのアイデアを提案しました。
今回は、実際に使用する方の目線、キッチン作業の効率まで考えなければならない為、女性スタッフによる作業となりました。
提案・作業
カップボードの見た目をよくするために、下記の提案を行いました。
・使用頻度で分ける。
・よく使う食器は、目の届きやすい中段に収納する。
・あまり使わない食器は、上段や下段に収納し、使用頻度で分ける。
・同じサイズの食器を同じ場所に収納すると、見た目もスッキリさせる。
・食器の種類やサイズごとに分けて、仕切りやケースを使いながら収納すると、食器が倒れにくくなる。
※写真はイメージです。
・スペースを有効に活用するため、カップやグラスなどを吊るす。
・引き出しには、仕切り板を付ける、専用のケースに入れるなどの工夫を行い、大小の調理器具を収納しやすくする。
・カトラリーを種類ごとに分けて収納する。
・棚板の高さを調整すると、食器を立てて収納しやすくなり、スペースの有効活用につながる。
・転がって割れないようにスタンドを置いた上で、食器を立てて収納する。
注意点
・食器同士がぶつかって傷つかないようにする。
・棚板や引き出しに傷がつかないように布やシートを敷く。
・定期的に清掃を行い、ほこり、カビ、虫の発生を防ぎ、清潔感を保つ。
また、スパイス類が大量にありましたので、小さな棚を購入し、綺麗に並べ、その他、飾りつけのスペースを利用して、おしゃれな植木鉢に入った小さな植物を置くことにより、インテリア性の向上にもつなげる工夫も行いました。
まとめ
収納が整っていると、食事の準備がしやすくなりますので、ご自身の使い方、生活スタイルに合わせて収納を工夫出来るといいですね。
お客様からは「今までは、食器を押し込む棚と考えておりましたが、今回はセンス良く収納するためのアイデアに加え、飾りつけまで行って頂いたことで、リビングからの見た目が良くなりました。これで来客時も、恥ずかしい思いをしなくても済みそうです。」と、お喜び頂けました。
折角趣味で料理を行っているので、そのアイデアを食器、調理器具、調味料の飾りつけにも活用し、更に見た目を意識しながら、使い勝手の向上にも努めて欲しいですね。
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