今回も前回に引き続き、１００円ショップの道具を活用した
家の掃除方法をご紹介します。
（ちなみに前回はクエン酸と重曹の使い方について説明しました♪）
「洗剤」ってつく名前のものはたくさんあるけど
成分は何が違うのか？
用途が違う場所に使えないのか？ということなどを説明します！
今回は全国展開している１００円ショップで
手に入る洗剤で説明しますね（＾＾）♪
まず一覧からご紹介します。
①キッチン
台所用洗剤
ポット洗浄剤・電子レンジ洗浄剤
クレンザー
キッチン用ブリーチ
②洗濯用
洗濯用洗剤
ランジェリー用洗剤
えり・そで用洗剤
マスク用洗剤
運動靴・靴下用洗剤
衣類用ブリーチ
洗濯槽クリーナー
③浴室用洗剤
④トイレ用洗剤
トイレクリーナー
スタンプタイプ
液体タイプ
⑤石鹸とは？シャンプーとは？
⑥その他
パイプ用洗浄剤
メイクブラシ用・パフ・スポンジ用洗剤
カーシャンプー
カビ取りスプレーとは？
アルコールと洗剤の違い
このようにかなりの種類があることがわかりました。
数回に分けて順に説明いたしますね♪
様々な類似商品がありますが、
それぞれ一つを例に挙げてご紹介します。
①キッチン
台所用洗剤：アルカリ性
成分：界面活性剤 33％、 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル他
効能：油汚れに強い
使い方：水に濡らしたスポンジにしみこませ、水に濡らした食器を洗う。シンクも洗うことができる。
ポット洗浄剤：酸性
成分：クエン酸
効能：白いザラザラ汚れに。イオンパワーで汚れを分解
使い方：ポットに水と本品をいれ沸騰させ、保温状態で30－60分放置する。その後水でよく洗い流す。
電子レンジ洗浄剤：アルカリ性
成分：界面活性剤 、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
香料 、保湿剤、 ポリプロピレングリコール
効能：除菌・消臭
使い方：付属のスポンジに付属の液体をしみこませ、
電磁で加熱した後レンジの汚れている部分をふきあげる。
クレンザー：アルカリ性
成分：けんま材（50％）、界面活性剤（6％脂肪酸アルカノールアミド）、
アルカリ剤、炭酸水素ナトリウム
効能：重曹配合。キッチンや浴室、
布製の運動靴の頑固な汚れにも。
使い方：水を含ませたたわしやスポンジなどにとったり、
汚れを落としたい部分に直接かけて汚れを落とす。
重曹が研磨剤の役割を果たす。
キッチン用ブリーチ：アルカリ性
成分：次亜塩素酸ナトリウム（塩素系）、界面活性剤
（アルキルアミンオキシド）、水酸化ナトリウム
効能：台所の漂白・衛生に
使い方：酸性のものと混ぜないようにする。
本液をとかした水に汚れがおちないふきんを入れることで
漂白効果がある。食器用洗剤も浸すことで殺菌ができる。
②洗濯用
洗濯に使う洗剤には粉末タイプ・液体タイプ・ジェルボール・石鹸タイプがあります。
粉末タイプと石鹸タイプは弱アルカリ性、液体タイプと
ジェルボールは中性という特徴があります。
弱アルカリ性のものは洗浄力が強いですが、
液体タイプに比べて水温によって扱いが難しくなったり、
中性洗剤に比べて水に溶けにくいためすすぎの回数が
多くなったりします。また、ジェルボールは洗濯物の量によっては
コスパが悪くなります。
汚れの種類、衣服の汚れ具合、洗濯物の量の多さで洗剤を選ぶと
よいでしょう。あまり汚れがない場合、中性洗剤を使うと
洗いやすいですよ。
ランジェリー用洗剤：アルカリ性
成分：界面活性剤、水軟化剤（アルカリ剤）
効能：生理時の血液おりもの汚れをスッキリきれいに落とす
使い方：水に溶かして漬けおきするか、
汚れに直接かけてもみあらいしたあと、洗濯機に入れる。
えり・そで用洗剤：アルカリ性
成分：界面活性剤（ポリオキシエチレンアルキルエーテル７％）、水軟化剤
効能：汗・油汚れに強力
使い方：原液をしみこませたあと洗濯をする
マスク用洗剤：アルカリ性
成分：界面活性剤（11％ポリオキシエチレングリセリルエーテル
脂肪酸エステル）、安定化剤
効能：着用後の気になるにおいや汚れをきれいに落とす
使い方：マスクに洗剤をつけ、推し洗いした後しっかりすすぎ、陰干しする。
運動靴・靴下用洗剤：アルカリ性
成分：界面活性剤（ポリオキシエチレンアルキルエーテル７％）、
ヤシ油脂肪ジエタノールアミド、水軟化剤
効能：土・泥・汗汚れに強力
使い方：ブラシや靴下本体に原液をつけ、こすりあらいをする。
靴下は洗剤をなじませたあと通常通り洗濯機で洗う。
衣料用ブリーチ：アルカリ性または酸素系
（今回紹介しているものはアルカリ性のもの）
成分：次亜塩素酸ナトリウム（塩素系）、水酸化ナトリウム
効能：漂白・脱臭
使い方：色柄物にも使える「酸素系」と白物にしか使えない
「塩素系」があるため、商品を確認しましょう。
100円ショップでは液体タイプの漂白剤のみ見受けられたため、
液体タイプの使い方をご紹介します。
衣類を全体的に白く明るく、または柄をはっきりとさせたいとき
には「全体漂白」として、洗濯機を回すときに洗剤とともに
洗濯機にいれましょう。頑固なシミや汚れを落としたい場合は、
ブリーチを汚れた部分に直接かけて洗濯機にいれたり、
ブリーチと洗剤をとかした水に漬けおきしてから
洗濯しましょう。直接かけた場合は放置せずにすぐにほかの
洗濯物とともに洗濯機をまわし、つけおきした場合は
その水もともに洗濯機にいれ、ほかの洗濯物と洗いましょう。
洗濯槽クリーナー：アルカリ性または酸素系
（今回紹介しているものはアルカリ性のもの）
成分：次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム（1％）、
界面活性剤（アルキルアミンオキシド）
効能：カビ・汚れを落として清潔に洗濯ができる。
使い方：こちらもアルカリ性と酸素系で使い方が異なります。
塩素系の場合漬けおきが不要なので短期間で終わりますが、
酸素系は2－3時間汚れを浮かせるために
漬けおきする必要があります。
しかし塩素系クリーナーはつんとしたにおいがあったり、
しっかりすすげておらず衣類に移ってしまった場合は
色落ちや肌荒れの原因となります。
このように洗剤にはアルカリ性が多いことがわかりました。
また、衣料用洗剤に含まれていることが多い成分として
界面活性剤の「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」と
「水軟化剤」がありました。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとは、洗浄性、
起泡性を高めるために台所用洗剤、住居用洗剤、シャンプー、
ボディソープなどに配合されています。
これがあることで洗いやすくなります。
水軟化剤とは、水を固くする水中のカルシウムや
マグネシウムを取り込み水を柔らかくし、洗浄力の低下を防ぎます。
食器用洗剤にも界面活性剤は使われていますが、
洗濯用と異なるものが使われていることがわかりました。
それぞれ特徴があり、繊維製品の柔軟性を
高めるものであったり、抗菌作用が期待されるもの、
洗浄力が優れているもの、肌に対する刺激が少ないものなど様々です。
今回は様々な洗剤のご紹介をしました。
すべて買いそろえなくても工夫次第で併用して使えるかもしれません♪
ただし、塩素系と酸素系のものは混ぜないよう
十分注意してくださいね。
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