「LDK仕様の住宅を新築し、部屋を広く使う為にテレビを壁掛け金具により固定しておりましたが、空間の広さを重視しすぎた事により、荷物の置き場所が不足してしまい、物があふれる状態になってしまいました。収納スペースを作ることは出来ないのか。」とご相談がありました。
・現状
テレビのサイズは50インチで壁に引っ掛けられており、テレビの周囲には、たくさんの荷物が置かれておりました。
※写真はイメージです。
片付けることが出来ないのかと質問すると「購入した書籍、雑誌がすぐに床に積み上げられた状態になってしまいます。」との回答で、収納棚が不足している為、物の置き場所が無くなってしまい、ケースに入れて床に直置きされている状態でした。
「元々収納が得意では無いので、新築時に造り付けの収納棚を各所に設置しておけば良かった。」と仰っており、自信で改善しようとする工夫は無く、物を購入すると同時に何かを処分しなければ、綺麗に収納出来ないと言った状況です。
そこで、提案したのが、現在のテレビの壁掛けをそのまま残し、下側、右側、左側に収納棚を設ける、もしくは、大型のテレビボードを組み立て上下左右に収納するという提案をしました。
テレビボードを設置する場合は、裏板がある為、壁掛け金具を使うことが出来ませんので、テレビをスタンドに取り付けて、テレビボードに置く形になります。
※写真はイメージです。
お客様と相談した後、幅140cm、高さ180cm、奥行45cm、色は壁板と同系色になるようウォールナット色のテレビボードを購入する事になりました。
・組み立て作業
床に毛布を敷き、部材を床に部材を並べると、部品点数が多い為、毛布の上は既にいっぱいの状態です。
今回は4人掛かりで、ドライバーでネジを締め付ける事により、少しずつ形になっていきました。
棚が組み上がった所で、引き出しはスライドレールを取り付けて本体と接続、扉にはスライド蝶番を取り付けて、本体にもネジ止めし、開き具合、上下の隙間の調整をしながら取り付け、次に転倒防止の金具を取り付けました。
サイズが大きいだけに、かなりずっしりとした重量で、手を引っ掛ける場所も無いことから、持ち上げるのがやっとの状態でしたが、何とか壁側の指定の位置に設置しました。テレビの配線も接続して邪魔にならないよう、まとめて固定しました。
下部の引き出しにはスライドレールが取り付けられている為、単行本、雑誌を入れても、楽に引き出す事が出来ますね。
・まとめ
お客様からは「壁板とテレビボードの色を合わせて頂いた事により、壁と調和した自然な見た目になり、心配していた圧迫感もありません。収納に関しては可動棚になっており、収納品に合わせて棚位置の移動が出来る為、収納力も抜群です。」とお喜び頂けました。
最近はテレビも壁に引っ掛けられる程、薄型、軽量になり、設置の自由度が高まりましたが、テレビの見やすさ、お部屋のデザインばかりを重視し、収納スペースを確保しない設計も、状況によっては考えものですね。
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