週に数回程度、自宅で副業をされているお客様から、「子供の遊び場とワークスペースをきっちりと区別して、快適な環境で仕事がしたい。」とご相談がありました。
※写真はイメージです。
・困り事
お伺いすると、「2階建ての住宅でありながら、一部が3層構造になっており、明るく開放的な雰囲気、縦方向の広がり、デザインの良さ、遊び心から、興味を持って設計。しかし階段が多く、家全体が子供の遊び場になっている為、集中して仕事が出来ずに大変困っている」との事です。
半地下、中2階があることにより、床面積が増えるので変化に富んだ住宅になり、気持ち的な自由度が高まる事に惹かれたのですが、数ヶ月暮らすと、そうでは無いことに気づき、「リラックス出来る空間が無い」と愚痴を漏らしていました。
収納棚を所々に設置して、パーテーションを設置する事により、ひとつの部屋と同じような環境を確保。また所々に収納棚を設置して、遊び道具は床に置かずに棚に収納するのはどうかと提案すると、「片付かないのは住宅の構造上の問題であり、そう簡単に出来るものか」という様子でしたが、一度やってみようと決心しました。
・改善作業
今回の作業は折り返し階段の下にワークスペースの確保に加えて、住宅内をいつも綺麗な状態に保つ事が目的なので、所々に収納棚を設置、子供の遊び場との区切りを行い、片付けがしやすい工夫をしました。
お子様は階段を上ることが好きなので、3層部分は子供の遊び場として確保し、遊び道具はすべてそこに収納。それとは別に生活用品の置き場所も決め、収納を行います。
折り返し階段の下に置かれていた荷物を設置した収納棚へ収め、カウンターテーブルと椅子を置き、ワークスペースを確保。また照明が不足しているので、スタンドライトなどの間接照明を取り付けました。
ワークスペースの入口付近は、パーテーションで区切り、境界をはっきりとさせておきます。
パソコンも使いやすい位置に設置し、周辺機器の設定まで行い、すぐに仕事ができる環境を整えました。
※写真はイメージです。
・まとめ
「本格的に在宅で仕事をするのでは無いので、必要無いと思い設計しなかったワークスペースですが、今回の提案、改善作業により随分と仕事がしやすい環境が整いました。今後、少しでも効率が上がるよう、仕切りの工夫を行い、日々改善していきたいです。」と、期待を込めておりました。
今まで物置になっていた空間ですが、有効活用した事により仕事に集中出来るようになりましたので、今後はコワーキングスペース、シェアオフィスよりも快適で集中出来るよう、家族で協力して欲しいものですね。
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