お客様から「和室に湿気がこもった事により、畳にカビが発生してしまった。」と、ご相談がありました。
◆状況確認
「地面からの湿気により、畳にカビが生えてしまい、掃除機、水拭き、カビ取り剤等、色々と試したのですが、改善しなかった。また、畳を取り外して乾燥させようとしても、重たくて持ち上げられない。」と、悩んでおりました。
※写真はイメージです。
住宅を確認すると、和室は北向きで日差しが直接差し込まず、風通しも悪い為、イグサの畳には白カビ、青カビが発生しており、簡単には落とせない状況となっておりました。
イグサは水分を吸収し、お部屋の湿度を調整してくれる役割もありますが、その分雨が多い季節は、イグサ自体にカビが発生しやすくなってしまいます。また、湿気が多すぎると、畳の中の空気の流れを悪くし、カビやダニなどの繁殖を助長する事につながります。
北海道には梅雨が無いとはいえ、6月、9月は雨が多いので、住宅の湿気には注意しなければなりませんね。
◆提案
そこで防湿シートについての説明を行いました。
防湿シートの効果
・畳の劣化を防ぐ。
・畳と床の間の湿気を遮断する事で、畳の湿気を防ぐ。
・カビやダニの発生を抑制し、清潔感の向上。
・防湿シートは、畳の劣化を防ぐ事で、畳の耐久性が向上する。
・畳の強度を保ち、色あせを抑える。
防湿シートの種類
・素材はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル。
・ポリエチレンは価格が安く、最も一般的に使用されている。
・ポリプロピレンはポリエチレンよりも強度があり、ポリエステルは耐久性に優れている。
・防湿シートの厚みは0.5mmから2mm程度。
・厚みがあると、より多くの湿気を遮断する事が出来る。
防湿シートは畳の下に敷く事で、畳と床の間の湿気を遮断し、湿気が畳に浸透するのを防ぎ、畳を長持ちさせる事が出来ます。また、裏面には空気穴が開いているものが多く、空気の流れを良くする効果もあります。
◆敷設作業
お客様とご相談する事により、畳のカビ取りに加え、畳の下に防湿シートを敷く事になりましたので、早速作業に取り掛かります。
換気を十分に行い、掃除機でカビの胞子を吸い取り、エタノールを吹き付けて20分程度放置した後、ブラシにエタノールを付けながら、カビをこすり落としました。しかし、一度カビが発生してしまうと、完全に綺麗にする事が出来ません。
※写真はイメージです。
畳の下に敷く防湿シートに関しては、畳を取り外し、掃除機、雑巾を使って畳の下に敷いてある杉板の汚れやゴミを掃除し、寸法を合わせてカットした防湿シートの端を立ち上げるように敷きました。その後、畳を元通りに戻して完了です。
◆まとめ
お客様からは、「湿気が多くなる時期は、部屋に湿気がこもらないよう換気を行い、カビの発生を抑えるように心掛けます。」と、仰って頂けました。
湿気は畳だけではなく、色々な個所に悪影響をもたらしますので、住宅を長持ちさせる為にも、細かな部分にまで気を使い、衛生的な環境を保って欲しいですね。
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