お客様から「物置の分解・組立てを含めた引っ越しが出来るのか」とご相談がありましたので、「ご希望の作業をするよう努力致します。」と快く受け入れました。
※写真はイメージです。
始めにトラックへの荷物の収まりが良くなるように、住宅と物置の荷物の搬出、積み込みを同時並行で進めます。
物置の荷物をすべて運び出した所で分解に取り掛かります。
物置はプレハブ物置でサイズは3.6m×2.4m、ブロック基礎を使った物置としては大きめとなっており、重量も600kg程度ありますが、分解した上で運びますので、重量による負担はありません。
気を使った箇所は、分解前と同じ状態に組み立てなければならない事で、丁寧に分解、梱包、運搬し、その分解時の手順まで把握する必要がありました。
インパクトドライバーを使って分解したのですが、部材の量がかなり多く、バラバラにすると破損しやすくなりますので、ダンボール、養生シートを使って厳重に梱包します。
※写真はイメージです。
運搬時に部材が折れ曲がって組み立てられないと大変ですので、この作業が最も気を使い、慎重に行うこととなりました。
また、基礎に使っていたブロックは強度面、耐用年数の問題もあり、処分する事にし、こちら側で回収しました。
3LDKのお宅で、通常の荷物量でしたので、4tトラックを使い住宅のお荷物と一緒に分解した倉庫も積み込みますが、如何に多くのお荷物を輸送時のリスクを抑えながら、積み込めるかが技術の見せ所です。
荷台は満載状態になり、無駄なスペース無く積み込む事が出来て、作業もひと段落しました。
すべての荷物量を運搬後、次は設置する作業となりますが、分解時以上に大変です。
新しいブロックを準備し位置を決めたら、一つ一つ水平器を使って傾きの確認、また縦、横、対角線のブロックの高さ調整をするのが、難しい作業となりましたが、丁寧に手際良く進めていきます。
基礎が出来上がれば、引き戸の位置、開く方向、換気窓の位置を確認しながら床、壁、天井と組み立て、出入口の引き戸を取り付けます。
分解前と同じ状態に物置を組み立てることが出来ましたので、転倒防止のアンカーを取り付けて物置の作業は完了です。
並行して住宅へのお荷物の搬入、設置まで済ませてすべての引っ越し作業が終了しました。
お客様からは、「細かい注文にも親切に応じてくれて助かりました。」と感謝の言葉を頂きました。
今回のお引越しでは、物置の組立時に説明書を確認しながらの作業となり、スムーズとは言えませんが、結果的にお客様の要望通りの作業を行うことが出来て、こちら側も満足した気持ちになりました。
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