孤独死が起きた場合、遺族の方の心理的負担が大きく、作業者側にとっても、早期発見が出来なかったのかと、やり切れない気持ちになります。
孤独死をした本人の精神状態を、複数の視点から検討してみます。
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1 孤独死の心理的な要因
推定される要素として、退職、金銭的問題、頼れる友人や近所の人がいない、生活保護、家族の方との疎遠があります。
男性の孤独死が80%を超えている事から、最も大きな要因はコミュニケーション不足によるものと考えられます。
ホルモンの性質、働きの違いにより、女性は空間的思考が得意、男性は論理的思考が得意になっております。
その為、女性は不安、悩みがあるときに気兼ねなく周囲の人に伝えることが出来るのですが、男性の場合、卑屈になりやすく、自身で精神状態をコントロール出来ず、客観的に助けが必要になった場合でも、周りに相談する事が出来ないのです。
家族の人からの働きかけに対しても、それに応じることは無く、関係が悪くなり、次第に疎遠になってしまうのです。
2 セルフネグレクトの問題
孤独死現場でよく見られるのが、ゴミ屋敷、もしくは、それに近い状態です。
この状態から関連づけられるのが、セルフネグレクトの問題です。
セルフネグレクトとは意欲、能力を失い、安全、健康的な生活を送ることが出来ない状態です。
様々なストレス要因から物事、自身の事まで関心、意欲を失い、清潔感が無く、衛生面、身体的な活動まで妨げられてしまいます。
生きる上で必要な機能まで失われ、生命維持が出来なくなり、命を失ってしまうと考えると、いかに深刻で、孤独死を防ぐ為にも、早期の解決が必要になるのか分かりますよね。
3 周囲の人との関わり、改善
家族に対しても、心の内に秘めた思いを話さない、警戒心が強くなる、健康状態を話さない、会話中のギャップがある時は、問題が起きる前兆かもしれません。
例えば、コンビニで買った弁当、ペットボトルを部屋に置いたままの状態が客観的で分かりやすいと思います。
その時すでに精神的、身体的に問題が発生しているので、誰かの助けが必要となります。
しかし、本人、家族の双方が適切な解決手段を知らない為、状況はますます悪化してしまいます。
それが、事故後の金銭的負担、心理的負担を軽減することにつながるのであれば、家族の方は積極的に関与する事が必要ですね。
スタッフも対策を考えておりますが、個人の気持ちにまで介入が出来ず、事後に対処する事を繰り返しており、現場を見る度に、人対人の関わりがいかに大切か思い知らされます。
健康的でコミュニケーションがスムーズに取れるうちに、真剣に考えてみてはどうでしょうか。
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